ルーツ

クロスロード

2009年06月19日 23:13

こんばんは〜。
今日も、ご来店
ありがとうございます!


今日は、帰りがけに
立ち読みしていました←買えよって?(笑)

なかなか、オモシロかったので
抜粋して皆さんにご紹介。


私達日本人のルーツである、日本神話とは
どういうものか?というモノです。

各国の神話と比べて
どこが違うか?と言うと
最高神であるアマテラスが突出してない、という所。
全てを見守りつつ存在するだけ。
太陽は照っているだけで、有り難いという
自然に対する感謝の念。
たくさんの神々が協力して働くので
最高神1人に頼る必要がないという
神道独自の考えの表れです。
自然や動物と人間が
寄り添って描かれている
和合の精神が強調されているという所です。


これは戦争があったり環境破壊が進んで
しまっている今現在
最も必要とする考え方では
ないかなと思いまして
今日は書いてみました。
店とは関係ない話で
すいません
興味ない方
スルーして下さって構いませんので
とばしちゃって下さいませ

という訳で
ここで、皆さんもご存知の神話を1つ。

”イザナギとイザナミ”

遥か昔、日本がまだ形となっていなかった頃
国造りを命じられた男女の神々がいました。
イザナギとイザナミです。
彼らは、神聖な矛をただの海だった下界へ差し入れ
数回かき混ぜました。
そして、引き上げた際に滴り落ちた塩が固まり
日本初のオノゴノ島が誕生。

2人は島に降り立ち
神聖なる柱を建てました。
と、ここで彼らは素朴な疑問にを抱きます。
実は女神のイザナミには
1カ所だけ欠けている部分があり
男神のイザナギには
1カ所余っている部分があったのです。

そこでイザナギはイザナミに..

”私の体の余っている部分で
あなたの欠けている部分を塞いで
国土を造ろう”

と、持ちかけ結婚。

2人が柱の周りを回り
出会った所で
声を掛け合うと子供が生まれたのです。
淡路島、四国、隠岐、九州
壱岐、対馬、佐渡島、本州が生まれ
更に山の神や風の神
穀物の神など自然や人々の生活を
守る神々を次々に生みました。

しかし、最後に火の神を生んだ際に
イザナミは大やけどを負い
黄泉の国へと旅立って
しまったのです。
イザナギは火の神を殺した上で
生き返ってくれと
妻に懇願しました。
イザナミは絶対に自分の姿を見ないでほしい
と言い残し、黄泉の国の神々に
相談しにいきました。

ところが、イザナギは約束を破り
扉を開けてしまったのです。
すると、そこには変わり果てた
妻の姿がありました。
イザナギは驚愕し逃げましたが
今度はイザナミの怒りが収まりません。
逃げ延びたイザナギは
黄泉の国の入り口を岩で塞ぎます。
残されたイザナミは

あなたの国の人を
1日に1000人殺してやると
宣言しました。

対するイザナギは

では1日に1500人の
子供を生ませよう
と応じ、2人は永遠に
別離したのでした。





長文、お付き合いありがとう(笑)

読み解くポイントとして..

男女が互いの長所短所を
認め合った上で協力し
大切さを説いた、という所。
これは現在でも同じ事が言えますね。

父によって殺される火の神には
古代の人々が火に対して
抱いていた
”憧れ”と”恐れ”が
垣間見える所。

黄泉の国へと赴く部分からは
死生観が伺えます。
2人が宣言し合ったことによって
1日の死亡数と誕生数が
決まった、とされています。

皆さんも学生の頃
古事記や日本書紀など
国語や古典の時間に
習ったと思います。

私も何となく(笑)
記憶にあるような〜...

今、読んで思う事は
大人になってから
改めて読むと
子供の頃、習った時や
先生や親に読み聞かせて
もらっていた時に比べて
言葉の意味の理解度や
想像も膨らみ
なかなか奥深いし
オモシロくて
子供の頃より
遥かにスイスイ読める!と感じました。
他にもたくさんの神話が
ありますが
こうして、読むと
まあ、脚色されてはいますが
日本人のルーツ
なかなか、興味深いです。